忍者ブログ
Admin*Write*Comment
ila...
[380]  [379]  [378]  [377]  [374]  [373]  [372]  [370]  [366]  [365]  [364
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

kannivalism LIVE

2007年8月18日 名古屋CLUB UP SET

記憶に残るライブだった。
自分が感じたこのライブの空気を、その場にいなかった人にちゃんと伝える自信はない。
けれど最高のライブになったことはわかって欲しい。




名古屋CLUB UP SETは去年の12月の東名阪ツアーを行った会場。
そのとき非常にいいライブだったので会場の印象は良い。

開場前に500円で透明な袋に入れる形式でクロークをしてくれる。
開場後に中でコインロッカーもあり。ただし数は限られる。

会場は5階。
開場時間近くなると整理番号順に階段に並ばされる。
階段は空調が効いておらず、窓もなく、待っているだけで非常に暑い。
会場に入る前に汗をかく。

会場はキャパ250人くらい?
横幅が広いステージ。客席も横幅の方が奥行きよりもあるかも?という。
後ろから観てもステージが近く感じられそう。
実際名古屋のファンは会場全体にちらばって見ているようだった。
後ろにコインロッカーがあり、右手後方にグッズとCD売り場。
グッズは既にEPISODEⅡTシャツはないようだった。



特別なSEもなく、一部ファンがメンバーの名前を叫びはじめる。

そろそろかなぁ?と思っていたら、
SEなどの前触れなくメンバー登場。

怜もステージにいる中、楽器隊によるかっこいいインストから始まり。
軽くオイオイコールも入る中。

「ドミノパーティ」

それから勢いのある曲が続く。
会場の雰囲気も熱のある感じ。
メンバーもファンも汗だく。盛り上がっていた。

しかし途中から圭の様子がおかしくなり。
たぶん機材トラブル。
自分は「ホシの夜」から変になって「ストイックボーイ」で回復不能になったかと思ったが、認識も記憶も曖昧。
圭にトラブル発生と怜も裕地も認識しつつ、曲は最後まで演奏を続けた。
圭はしばらくアンプの前で改善を図っていたが、どうにもならず。
アンプを蹴り倒した。
目の前でスローモーションのように倒れていくアンプ。
完全に倒れるわけではなく斜めになったところで後ろにいたタカさんに支えられたが。
修復作業が入り、演奏再開。
2度目の「ストイックボーイ」
しかし、やはりトラブルは続き。
感じとしては音が出ないわけではないが、全てがブワーンとした音になってしまっていた?
気のせいで問題は別のところかも。わかりません。
演奏を再開したものの、トラブルは改善されず。
圭はステージを去った。

ファンに巻き起こるメンバーへのコール。
怜、ファンを静かにさせて。
「本気の歌を聴かせたいから。待てるよな。10倍にして返してやるから。」
「でも待っている間静かにしてなくてもいいんじゃない?」とコールをまた催促したり。
怜は、圭をどうにか出来るのは自分だけだという表情で、
後を裕地に託して、ステージ裏に追っていった。

裕地はマイクで何か喋ろうとするが、マイクが入っていない。
喋るのを諦めて、かどしゅんと話合いを軽くして、目線で。
二人のセッション。
かどしゅんの動きが面白い。
しばらく軽快なセッションが続いたあと、二人が戻ってきた合図を見て、静かにセッションを終了させる。
裕地がステージにいてくれてとても安心した。
かどしゅんが動じずにちょっとおどけてくれて微笑ましかった。

二人がステージに戻ってくる。
ファンからの圭コール。メンバーへのコール。
圭はまだ安定していない様子。
怜が落ち着かせるように圭を両腕で抱きしめながら、次の曲について耳打ちをする。
裕地に対しても両腕で抱きしめながら耳打ち。

怜「静かな曲をやろうと思ってたけど、激しい曲でいくから。」
「約束したよな、10倍で返すって」

そして「ホシの夜」。
激しく。
ファンも圭の顔色を窺いつつ、暴れようとする。

演奏は進み、怜も裕地も懸命に演奏。
しかし圭の調子は戻らない。たぶんトラブルも解決しきってはいない。
圭、後ろ向きで演奏。
演奏もかなりおざなり。



「お前らの顔が見たいんだ」

「本気の顔が見たいんだ」

「見せてくれよ」

「お前らの本気の笑顔が見たいんだよ」

「不安な顔なんて見たくねぇんだよ」

「今は今しかねぇんだよ」

「このままじゃ後悔しちゃいそうだよ」

怜はすごく必死だった。
ファンもなんとかしたくて盛り上げようと頑張った。
でも、どうしたって圭の顔色を窺ってしまう。
笑顔を見せても、本気の笑顔にはなれない。
そのファンの気持ちを読み取っている怜。
普通だったら、こういうトラブルがあったら、ある程度暗い雰囲気のライブで終るのもやむをえないとどこかで諦める。
自分も頑張りはしたが、今日はこういうライブだと諦めたところも正直あった。

でも怜は諦めなかった。
本気で悔しそうに。
途中、爪で怜自信の左腕をひっかいて。

ファンに向かってのような言葉も、圭に向かっての言葉があったと思う。
なんとかしようとあがいて、あがいて。

だから自分も、圭がトラブルがあったからといって投げているのが馬鹿らしくなるくらい盛り上がってやれ!という気持ちになっていった。

そのうち圭も徐々に前向きになり、本気の笑顔にはまだ見えなかったが、少し照れたようにかっこつけるように笑顔を見せ始め。
するとファンの心もほぐれていき。

本編が終るころには盛り上がっていった。


そしてアンコール。


会場は暑くてたまらなくなっていて。

メンバーが登場。
裕地が水をかけ、怜が水を噴き。
怜が水を噴くのは初めてみた。
最後に圭も水を噴き。


「最初に言っておく。あと2曲しかやらないから」
当然のように会場ブーイング。
しかし決然と伝える怜
「あと2曲だから。」

「まず1曲な」
と言って、客席の柵に脚をかけて前のめりに歌う怜。
左右に動きまわってアピールする圭、裕地。

「そっち(客席の方)に行きたいな」と何度もいう怜。
気持ちだけだと思っていた。
が。


「最後の曲。」
「そっちに行きたいな。」
「行っていい?」
と柵から身を乗り出して本気で客席の中に入ろうとする怜。
まじ?
モーゼの海のように客席が割れ。また吸い込まれ。
もみくちゃになりながら、ファンの中央へ。
必死にガードしようとする藤本さんやスタッフ。
周りにいるファンも怜に触ろうとしつつ守ろうとしつつ。
ファンの中に入ると、見えない。
帽子が動いている。
藤本さんに肩車される。
「だいしくん、疲れたら言ってね」と。

そして「Life is.」。
もうぐっちゃぐちゃ。
圭や裕地もステージの上で動きまわりながら、ステージの端の高いモニターか何かに乗りながら、笑顔。
このときの圭の笑顔は作り笑いではなく本気の笑顔だった。
どっちを向いたらいいのか全然わからない状況だったが、ものすごく楽しかった。
怜は客席の中で、跳ねながらファンの間でもみくちゃにされながらものすごい笑顔で歌っていた。

すごい。
客席にダイブするアーティストは見たことがある。
しかし1曲まるまる、オールスタンディングの満員の客席に入っていって、
ファンと同じ高さで同じ目線で歌うヴォーカルを見たことがない。
そんなことをする怜と、
それを実現させるkannivalismのファンをすごいと思った。
たぶんライブが初めての人や、まだ数回しか行った事のない人もいたと思う。
そんな人にはどれだけすごいことをしたのか判らないかも知れない。
でもきっと将来思い出す。
これだけ熱狂的なファンに囲まれてこんなことをしたのはkannivalismの怜しかいなかったと。

怜はまたファンの間をステージに戻っていった。


「ルールなんてねぇんだよ」
怜がよく言う言葉。実践していた。
「すげーな。中に入ってみて判ったけど、俺ってちっちぇな(笑)全然見えない」
「最高なのはお前らの方だよ」

もうめちゃくちゃ楽しそうで。

圭は下げていなかった方のギターを持って客席に投げて。
慌てて回収に走るタカさん。

「とりあえずSE下さい」

幸せの絵本が流れる。
一緒に歌うファン。
ステージでは3人がじゃれあっている。
圭が水を裕地にふきかけ、裕地怒ってみせ。
怜も裕地にふきかけようとし。
怜の口をふさぐ裕地。
もう飲んじゃったー俺みんなと一緒に歌わないといけないし、という振りをして、結局裕地に吹きかける怜。
裕地に返しにかけてもいいよ、と男らしい態度を見せつつ、軽快なステップで逃げる怜。と思ったら圭に逆から吹きかけられる。
うぎゃぁ、と圭から逃げると今度は裕地からの攻撃。
仲良すぎ!

この間、幸せの絵本が流れている。

幸せの絵本が終ると、怜主導で、もう1曲だけアコースティックで、ということになり。
何にしようか、と話合い。
何がいいかなぁと、さかんに言うも誰も決めず。
圭も今日はちょっとおまかせな気分。

アコースティックの準備に時間がかかる。
その間メンバーは雑談。楽しい。
圭のアコギのストラップが短すぎたり、怜の楽譜立ての調節が上手くいかなくて笑いをとったり。
でも結局楽譜があると見えないので、楽譜なしで立って歌ってくれて。

結局圭が「sugar rainyは?」と言って、決まったような。

「二度と 会えない 君に」を

「また 会えるさ 君に」

と歌詞を変えて、ファンに向けて歌ってくれた。
「sugar rainy」は後悔の曲だが、その一言で希望の曲に。
後悔のライブになっておかしくないライブが最高のライブになったこの日のラストに、ふさわしい曲になった。


また「SEください」と言って、「もう帰るから」と。
圭「風邪ひかないようにね」
怜「今度は水持ってこいよ」とか。

メンバー、前に出て頭を90度に下げて。
怜は下げた頭をファンになでられて。

去るとき「ありがとうございました」と肉声で叫んだ。
マイクを通さない怜の声が聞こえた。


21:10終演。

トラブルはあった。
暗くもなった。
でも、ムリだと思ったトラブルも乗り越えた。
予想以上だった。
すごかった。


圭をプロじゃないと責めるのは簡単。
けれどこの日のライブは最高だった。
曲数も少ないし、演奏だって完璧には程遠かった。
けれどこのライブを見られた自分は幸せだと思う。

押さえが利かないくらい一生懸命な圭を、
考えながら支えてくれる裕地を、
そして、
決して諦めない怜を、観られて幸せだった。




少しは伝わっているといいな。




追加 ********************************************************


衣装

怜:後頭部でお団子、赤のエクステ、サイドそりあげの髪型。黒のタンクトップ。腰に黒の布。まだらな暗色系のゆったりめのパンツ。民族系ジャラジャラネックレス。両腕に赤・緑・黄色などのペインティング(汗でみるみるとれていく。1度ステージから下がったとき完全にふき取られ。右腕に黒いマークをあらたに書き加え。しかしそれも汗で流れる。)白と黒のスニーカー?

圭:ふちに黒のポイントのある白いシャツ、ジーンズ。記憶あいまい。

裕地:黒地に背中に白い羽のTシャツ。グレーのスカート。ジャージをハーフに。白ソックス。ヒョウ柄のスニーカー。右手首に黒地に白のラインの入ったバンダナをリストバンドのように巻いて。金髪。


かどしゅん:前のグッズTシャツに、avexスタンプサーキット特典のタオルを頭に巻いて。


アンコール。

怜:EPISODEⅡTシャツの袖を切りっぱなしにしてノースリーブに。

圭:黒のサンダル。(パンフレットで履いている。)

裕地:忘れた。(すいません・・・)



思い返すと記憶違いもありますが。
怜が柵に脚を乗せて歌ったのはアンコールではなくて本編最後だった気もするし。
でも、あのときの想いはもう既に書けないので修正しません。
時系列などかなり適当ですので、ご了承ください。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メール
URL
コメント
文字色
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret
  • 無題
NONAME 2007/08/20(Mon)09:19:22 編集
いろいろとトラブルあったんですね。でもその中で創り魅せてくれるライブになったん素敵です☆

圭ちゃのいいステージにしたいという思いも伝わってくるし兒玉のこの日の気持ちも伝わってきます(ノ_・。)ゆちは安心感あたえてくれますよね~すごいですっ

最近前より、かどしゅんも一緒になって叫んだりしてくれて楽しそうでうれしいです。
  • Re:無題
mojiaru 2007/08/26 03:08
トラブルはなければない方がいいのでしょうが、
乗り越える姿もまた素敵なんですよね。
でもやっぱりない方がいいのかな。

最近のかどしゅんは本当におすすめですよね。
見ないといけないところがますます増えて困ってしまいます。
  • 無題
NONAME 2007/08/20(Mon)22:38:35 編集
すっごい
メンバーが必死なのも、
この文字の思いも、
伝わってきました。

読んでて、
すごく
感動しました。
  • Re:無題
mojiaru 2007/08/26 03:12
こんな文章なのに、有難うございますm(__)m。

  • 無題
MAYA 2007/08/21(Tue)12:20:45 編集
その場の感じが伝わってきました。
流石です。
とても感動的なライブになったようで嬉しいです。
私も一員として体感したかった。
彼らは凄いですよね。
もっとライブに行きたいです。
  • Re:無題
mojiaru 2007/08/26 03:16
有難うございますm(__)m。ほめすぎです。

>私も一員として体感したかった。
大丈夫。また凄いライブやってくれます!

>もっとライブに行きたいです。
行きましょう!
どこでもドア、欲しいですよね・・・。
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
  • ABOUT
ラルク と カニヴァ と サッカーと ヴァンプス と バロック と あれ と それ と・・・   その他もろもろミーハーBLOG
  • カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
  • フリーエリア
  • 最新コメント
[12/11 せつき]
[12/10 せつき]
[10/28 ミシャ]
  • 最新トラックバック
  • プロフィール
HN:
mojiaru
性別:
非公開
自己紹介:
メール宛先:ila_kanrininあっとまーくyahoo.co.jp
(あっとまーくを記号に変更して下さい)
  • バーコード
  • ブログ内検索
  • カウンター
  • アクセス解析
Copyright © ila... All Rights Reserved.*Powered by NinjaBlog
Graphics By R-C free web graphics*material by 工房たま素材館*Template by Kaie
忍者ブログ [PR]