the GazettE atクラブチッタ川崎

the GazettE LIVE

2008年10月2日 at クラブチッタ川崎

レポではなく感想ということで。



友人(感謝。)に誘って貰い、the GazettEのスタンディングLIVEへ。


客層は若い女性が大半で、黒めの服装。男性もちらりほらり。
金髪が結構いる。

久しぶりのスタンディング、ファンクラブ限定販売ツアーらしくアルバムメインというより、昔からの曲も多い印象。

特効に驚いた。

中盤、ルキを聴かせるゾーンあり。
生の声。
マイク入ってる？と思うくらいしっかり聴こえた。

れいた、戒が盛り上げる時間もあり。

ラストの曲で客がダイブ、ゴロゴロ。楽しい。


「後ろ、暴れないと見えねーぞ」
「前だからって見えると思うなよ。目が悪いから暴れないと見えない」
…なんだ、その煽り文句(^-^)。

「サボってる奴いたら引きずりまわしてやれ」
…そんな人はいません、念のため。

「声聞いたら女の子がいると思ったら、男しかいねーじゃん。ここに来ているメンズはバカが多いと思うけど。僕らも含めて。」
「湿気の多い中でぐちゃぐちゃになるのがライブだよな」
「汗をかくことを忘れていたお嬢ちゃん、坊っちゃんに。」
「リハビリだと思って。」「原点はこういうところだから」
「川崎！」
「声が小さい。聞こえない。」
「寝てるのか？」
(順不同。)


衣装は黒、アンコールではルキは豹柄スーツ、他はツアーTシャツ。

ガゼットのファンは怖いという噂も聞いていたが。
強烈に押すこともなく、各自の場所で、精一杯盛り上がっている印象。
モッシュをするというより、頭や腕を振ることが多い。
ラストの曲でようやく「暴れろ」という煽りに対応しているような盛り上がり。
メンバーを呼ぶ声はデス。
アンコールを休まず長い間コールし続ける。

好きな「AGONY」も聴けて嬉しい。

写真よりかっこよく思えたので逆にれいたの鼻が気になる。


聴きやすく、B級？ともいえるヤンキーのような色気。
爽やかな楽しいLIVEだった。


the GazettE。
既に関東ではアリーナクラスのアーティスト。
ネオ・ビジュアル系シーンのトップを走ると感じさせるガゼット。
昨年発売されたアルバムも洗練されてきており、完成されたライブを予想した。
が、違った。


可愛かった。


勿論、展開されるステージはファニーな要素はない。
勢いとシリアスを折り混ぜたロックなステージ。

だが、演奏は、まだ上手くは……。

彼らが目指しているであろうステージへの伸びしろは明らかにまだまだある。


予想に反し、まだまだ成長過程。
けれど、ファンも含めて一生懸命で元気で。
波に乗っている自信と野望。
バカだからこその生命力と意志のあるキラメキ。


ガゼットの動員力から、既に距離を感じている人もいそう。
しかし彼等は、ファンも含め、これから伸びる未完成なバンド。
途中乗車する引け目なんて考えず、興味を持ったなら進化を見に行った方がいいと思った。





(演奏の上手い下手は、あくまで個人的な感覚です。)